ついて回る三味線の “練習場所“ 問題
こんにちは!caravanです(*'▽')
今日は津軽三味線の練習場所について書きたいと思います♬
楽器をやっている人にとってついて回るのが練習場所の悩み。
一戸建てに住んでいて家族やご近所さんの理解があればそれほど困ることもありません。しかし、マンションやアパートの部屋を借りて住んでいる人にとってはこれが大問題。賃貸の部屋は「楽器不可」のところがかなり多いです。
かくいう私も現在「楽器不可」の部屋を借りているため、自宅で音を出しての練習はできません。ただ、休日の昼間などには "消音" 効果のあるグッズ「忍び駒」を胴部分に装着して密かに練習することも(*'▽')
……すいません、ホントはいけません!
「こば式忍び駒」をつけての練習の模様↓
こば式忍び駒をつけての練習は、練習しないよりはずっといいですが、やはりかなり違和感が……。撥が胴に当たった時の感触は、本来の皮と違ってツルツルしているため必要以上に力が入ります。また糸と胴との距離が狭く感じられたりと、弾きづらさは否めません。
私は以前、この忍び駒の制作者の方とお話したことがあるのですが、作っている方も「忍び駒だけじゃなくて、週に1回はちゃんと本来の音で練習しなきゃだめです」とはっきり仰っていました。
大きな音を出せない人にとっては大変有難いお助けアイテム。ただ感覚を養うためには忍び駒も補助的に使うのが良さそうです。
話を “練習場所” に戻しましょう。津軽三味線って、弦をハジく音だけでなく撥が太鼓部分に当たる際のアタック音があるので、弦楽器と打楽器が同時に鳴っているようなものなんですよね。だから迫力があってカッコいいのですが、その分練習する場所には気を使います。
人の “耳” を気にせず思い切り練習できる場所……ということで私が利用したことがあるのが、音楽スタジオ、カラオケ、公共施設の音楽室、河川敷です。
音楽スタジオと公共施設の音楽室は防音になっているため音漏れについては一切気にする必要がありません。かなり集中できるのでオススメと言えるでしょう♬
気になる点を挙げるとすれば、防音室は部屋が密閉されており音が壁に吸収されるため少し耳が詰まるような感覚があるということ。慣れない人や閉所恐怖症の人はもしかすると長時間の滞在はしんどいかもしれません。
防音室の練習の模様↓
カラオケは皆さんご存知のあの歌って踊る部屋です!
どこのカラオケ店も大抵楽器練習を受け入れてくれます。私もカラオケはよく利用しますが、意外と津軽三味線向きではないというのが正直なところ。何といっても音がかなり漏れます。ただでさえ工事現場のような音がバンバン出る津軽三味線なのに、カラオケの部屋は響くようにできているのですからさぁ大変。隣の部屋から「うるせーな三味線!」という声が聞こえてきたり、壁をドンドン叩かれたりなんてこともしばしば……。
お金を払っているのでしっかり練習して帰りますが、内心「申し訳ない」と思いつつ、壁をドンドンやられながら練習するのはかなりストレスです。
頻繁に足を運ぶお店では、トイレに隣接している角部屋をあてがってくれるなど融通をきかせてくれる場合も。快適な部屋を確保するために足繁く通ってカラオケ屋さんと仲良くなるのも手かもしれませんね(^-^)
そして最後にご紹介するのが、私が最もご厄介になっている河川敷です。
河川敷はなんといっても広い!人の耳が気になるようであれば人から離れればよいわけです。そして何時間いようがタダ!お金の心配をせずに練習できるのが一番のメリットと言えるでしょう。
河川敷練習の模様↓
ただ、河川敷練習にもメリットとデメリットがありますのでざっくりご紹介します!
【メリット】
・無料
・時間無制限
・大きな音を出しても怒られない
・開放感
・人前で弾く練習になる
・出会いがある
【デメリット】
・雨天中止
・暗くなると見えない
・日陰を探さないといけない
・怪しい人に出会う(歯がない人がなぜか多い)
・砂埃で糸や撥が傷む
・気温の影響をモロに受ける
・夏場は虫に刺される
・椅子を持って行かないといけない
……こんな感じでしょうか(*'▽')
河川敷練習については季節によっても色々なメリット、デメリットがあるため、また改めて詳しく書いてみたいと思います☆
では今日はこんなところで!('◇')ゞ