「撥の持ち方改革」施行中!
こんにちはcaravanです(*'▽')!
5回目のブログでぶっちゃけますが、ブログのハードルをしょっぱなから上げてしまった為、ちょっと更新するのが面倒くさくなってしまっていました。笑
今後はもうちょっといい加減でテキトーな内容にしていこうかと思ってます!
自信満々に言うことじゃないです、ハイ。
それで今回の内容は、現在私が勝手に施行している「撥の持ち方改革」について。先日お稽古の際に先生に指摘されたことをお話ししたいと思います。
まず先生に指摘されたことで特に印象深かったのは、撥を持った時に「右手の “こぶし” をくぼませる」ということです。これまでも、特にこぶしが出っ張っているということはなかったのですが、より手の甲を反り返るような形にするといいとのことでした。
実際にやってみると、撥が胴の面に対して平行になり、糸を素直な力でハジいているような感触に。音も今までよりも美しく響いているような気がします。
ただまだ持ち方が安定せず、キレイな音が出るのは5回のうち1回くらい……。力の入れどころがよくわからないせいです。
「撥の持ち方改革」施策中↓
これまで糸を弾くとき、撥を握っている掌のどこかしらが自然と撥を押していたはずなのですが、持ち方を変えた途端にどこもしっかり押せていないような、それこそ「暖簾に腕押し」的な感覚を覚えます。
それでも大きな音を出そうと力むと右手の指それぞれがツリそうになり、いかにも無理しているといった感じ。また、何がどういう理屈でそうなるのか、右手を必死で反らすと左手と足先も不思議と反ってしまいます。先日なんかは正座で練習している最中、右手を力んでいるうちに右足がつってしまい閉口しました。
要領が悪いので、言われたことを「ほどよく」取り入れることができません。そのため1つ指摘されるとそちらに向かって思いっきりハンドルを切ります。「大きい音を」と言われれば糸もちぎれよと言わんばかりに大きい音を。「しっかり前撥」と言われれば、撥が棹に当たってしまうくらい極端に前を叩くといった塩梅。いいところに落ち着くまでに時間がかかるため、しばらくはこむら返りに悩まされることになりそうです。
ちなみに、撥の持ち方改革を始めてから色んな奏者の持ち方を注視していたのですが、奏者によって「拳のへこませ方」は違うよう。こぶし問題で注目すべき人差し指・中指・薬指の3つのこぶしのうち全てをへこませている人は意外にも最も少なかったです(私が見たのは1名だけ)。
ちなみに人差し指・中指・薬指の3つのこぶしを出っ張らせている人は思ったより多かった印象。少なくとも3名は見つけました。一番多く見受けられたのは「人差し指のみ出っ張らせ、中指と薬指はへこませ」スタイル。特に大会などの動画で上級者に多く見られました。
先生や先輩たちからもよく聞く話ですが、津軽三味線は「迷いながら、変化しながら最善の形を探す」もののようです。撥の持ち方ひとつでこれだけ迷うんだから、道は果てしないですねぇ!
長くなりましたが、今回はこんなところで♬
ついて回る三味線の “練習場所“ 問題
こんにちは!caravanです(*'▽')
今日は津軽三味線の練習場所について書きたいと思います♬
楽器をやっている人にとってついて回るのが練習場所の悩み。
一戸建てに住んでいて家族やご近所さんの理解があればそれほど困ることもありません。しかし、マンションやアパートの部屋を借りて住んでいる人にとってはこれが大問題。賃貸の部屋は「楽器不可」のところがかなり多いです。
かくいう私も現在「楽器不可」の部屋を借りているため、自宅で音を出しての練習はできません。ただ、休日の昼間などには "消音" 効果のあるグッズ「忍び駒」を胴部分に装着して密かに練習することも(*'▽')
……すいません、ホントはいけません!
「こば式忍び駒」をつけての練習の模様↓
こば式忍び駒をつけての練習は、練習しないよりはずっといいですが、やはりかなり違和感が……。撥が胴に当たった時の感触は、本来の皮と違ってツルツルしているため必要以上に力が入ります。また糸と胴との距離が狭く感じられたりと、弾きづらさは否めません。
私は以前、この忍び駒の制作者の方とお話したことがあるのですが、作っている方も「忍び駒だけじゃなくて、週に1回はちゃんと本来の音で練習しなきゃだめです」とはっきり仰っていました。
大きな音を出せない人にとっては大変有難いお助けアイテム。ただ感覚を養うためには忍び駒も補助的に使うのが良さそうです。
話を “練習場所” に戻しましょう。津軽三味線って、弦をハジく音だけでなく撥が太鼓部分に当たる際のアタック音があるので、弦楽器と打楽器が同時に鳴っているようなものなんですよね。だから迫力があってカッコいいのですが、その分練習する場所には気を使います。
人の “耳” を気にせず思い切り練習できる場所……ということで私が利用したことがあるのが、音楽スタジオ、カラオケ、公共施設の音楽室、河川敷です。
音楽スタジオと公共施設の音楽室は防音になっているため音漏れについては一切気にする必要がありません。かなり集中できるのでオススメと言えるでしょう♬
気になる点を挙げるとすれば、防音室は部屋が密閉されており音が壁に吸収されるため少し耳が詰まるような感覚があるということ。慣れない人や閉所恐怖症の人はもしかすると長時間の滞在はしんどいかもしれません。
防音室の練習の模様↓
カラオケは皆さんご存知のあの歌って踊る部屋です!
どこのカラオケ店も大抵楽器練習を受け入れてくれます。私もカラオケはよく利用しますが、意外と津軽三味線向きではないというのが正直なところ。何といっても音がかなり漏れます。ただでさえ工事現場のような音がバンバン出る津軽三味線なのに、カラオケの部屋は響くようにできているのですからさぁ大変。隣の部屋から「うるせーな三味線!」という声が聞こえてきたり、壁をドンドン叩かれたりなんてこともしばしば……。
お金を払っているのでしっかり練習して帰りますが、内心「申し訳ない」と思いつつ、壁をドンドンやられながら練習するのはかなりストレスです。
頻繁に足を運ぶお店では、トイレに隣接している角部屋をあてがってくれるなど融通をきかせてくれる場合も。快適な部屋を確保するために足繁く通ってカラオケ屋さんと仲良くなるのも手かもしれませんね(^-^)
そして最後にご紹介するのが、私が最もご厄介になっている河川敷です。
河川敷はなんといっても広い!人の耳が気になるようであれば人から離れればよいわけです。そして何時間いようがタダ!お金の心配をせずに練習できるのが一番のメリットと言えるでしょう。
河川敷練習の模様↓
ただ、河川敷練習にもメリットとデメリットがありますのでざっくりご紹介します!
【メリット】
・無料
・時間無制限
・大きな音を出しても怒られない
・開放感
・人前で弾く練習になる
・出会いがある
【デメリット】
・雨天中止
・暗くなると見えない
・日陰を探さないといけない
・怪しい人に出会う(歯がない人がなぜか多い)
・砂埃で糸や撥が傷む
・気温の影響をモロに受ける
・夏場は虫に刺される
・椅子を持って行かないといけない
……こんな感じでしょうか(*'▽')
河川敷練習については季節によっても色々なメリット、デメリットがあるため、また改めて詳しく書いてみたいと思います☆
では今日はこんなところで!('◇')ゞ
三味線の殺傷能力はかなり高い!?
こんにちは、caravanです(*'▽')!
今日は近所のGEOに行ってきたのですが、自宅に帰りGEOの袋を開けたら「ゲオナビ」なるDVDリリース情報のフリーペーパーが入っていました。
パラパラと捲っていると気になる文字が…「三味線で戦う少年のファンタジー冒険譚」
……三味線で戦う!?
三味線で戦うと言われて思いつくものといえば、北野武監督の「座頭市」(2003年公開)。旅芸人の姉弟が、細工を施した三味線で人の首を絞めて殺すという原始的なことをやっていました。
また、私は見ていなかったのですが時代劇の「必殺仕事人」シリーズに登場したメインキャラクターの一人 "三味線屋の勇次" は、三味線を人の首にひっかけて吊るす、という首つりスタイルで戦っていたようです。
さらに、作家・谷崎潤一郎の小説「春琴抄」では、三味線のお師匠さんである盲目の美少女 “春琴” が丁稚の佐助どんを撥で殴る、自身を慕っている女弟子に撥を投げつけて顔に大けがをさせるなんていう場面もありました。撥で戦うスタイル……というより、これはただの傷害事件かもしれませんね(;´∀`)
三味線は長くて丈夫な糸や先のとがった撥などがあるので、けっこう武器としては殺傷能力が高そうです(笑)
気になったので三味線で戦う少年の映画の公式HPを見てみたのですが、タイトルが「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」。昨年末に日本でも公開されたアメリカのストップモーションアニメのようです。こんな興味深いものが公開されていたとは知りませんでした。
そして気になる戦い方はなんと "三味線の音色で折り紙を操り敵を攻撃する" というスタイル。
おおっ……想像のはるか斜め上を行くエキセントリックな戦い方!
また、三味線と言っても細棹・中棹・太棹のどれなのか。予告編の映像も見てみましたが判断がつきません。なにせ人形なので三味線の形状もアバウトな感じ。ただ、糸巻きがかなり細いので細竿かな?という印象でした。
ちなみにバチは白とベージュのマーブル模様で大理石のような材質の謎バチです。
予告編では三味線の音色が一切出てこず、正解がわからなかったのですが、メイキング映像のバックで流れていた音楽には尺八や箏のフレーズに交じって津軽三味線らしき音色が!(正直、自信を持って断定できません。泣)
日本語吹き替え版の主題歌はあの吉田兄弟が担当されているということで、劇中でも津軽三味線の音色を聞けるかも♬
レンタルが開始されたらぜひ鑑賞して三味線の武器としての新たな可能性を確かめてみてください!
では('◇')ゞ
「やる気!」が湧いてくる映像3選
こんにちはcaravanです。2回目のブログ更新です。
2回目にして「何を書いたらいいかわからない」というのが正直なところ(´▽`)
そこで、思いつきで私のモチベーションが上がる映像についてご紹介したいと思います!
私は2年程前から休日に津軽三味線の練習をすることにハマっているワケですが、たまに「練習サボッちゃおうかな~」「なぜかやる気が湧いてこないなー」という時があります。そんな朝はドトールコーヒーでモーニングのAセット(アイス珈琲チョイス)をいただきつつ、スマホでいくつかの映像を見ることが少なくありません。
基本的にどの映像も、“ビックリするくらい頑張っている人”や、"頑張った人の成果"が映っているのが共通点と言えます(゚д゚)!
まず一つ目は、ある津軽三味線奏者の大会での演奏。これは私が津軽三味線を始めたばかりの頃に見つけ、あまりの素晴らしさに心が打ち震えたものです。
奏者はまだ10代の少女なのですが、演奏が終わった瞬間にカメラの近くの男性が「うまい」とポツリ。完成度が高すぎて笑ってしまっていました。
人間って圧倒的なものを見ると笑ってしまうんだなーと気づいた動画でもあります。
二つ目は、日本人なら一度は目にしたことがあるであろう、ソチ五輪での浅田真央さんのフリープログラムの演技。ショートプログラムでは低い点数をマークしたものの、フリープログラムでは全てのジャンプを成功させ、本人も演技終了後に感極まって涙を流しました。
私は今でも、この浅田さんの姿を見ると当時の感動が蘇り、ドトールで密かに涙しながら「自分も頑張ろう」と思うわけです。
そして三つ目は、2014年に公開された映画「セッション」のラストシーンです。同映画は、偉大なジャズドラマーを夢見る音大生と、講師による“常識的な範疇を越えた指導”の様子を描いた作品。暴力的で非人道的なスパルタ指導の末、二人はそれぞれが予期せぬ挫折を味わうのですが、ラストシーンでの演奏は圧巻としか言いようがありません。
youtu.be日本で公開された当時は「米アカデミー賞」をはじめ様々な賞を受賞したこともあり、大きな話題に。さらに主人公と講師の関係性をめぐって著名な音楽家が批判的なコメントをするなど物議をかもしました。
最初にTSUTAYAのレンタルDVDで鑑賞した私は、講師の「狂気的な指導」もさることながら、主人公の「狂気的な音楽に対する執着」に大興奮。すぐにDVDを購入して家で繰り返し鑑賞し、さらにモチベーションを上げたい朝はドトールの短い滞在時間にラストシーンだけ見るほどに。
ちなみに私がWEB上で使っているハンドルネーム「caravan」は、同映画のラストシーンで主人公が演奏しているジャズの同名曲からとったものです☆
他にもモチベーションの上がる映像は様々ありますが、またの機会にご紹介したいと思います!お読みいただきありがとうございました。では('◇')ゞ
祝!ブログ開設☆
初めましてcaravanです(*'▽')!
思い立ってブログを開設しました。
かつてはmixiに文章を書いていたのですが、使っている周囲の人たちがどんどん離脱していったため、私もいつのまにか書かなくなっていました。
仕事では少し文章を書いていたものの、プライベートの文章を書くのは久方ぶり。少々緊張しております(*´▽`*)
ブログでは主に、ここ2年程ハマっている"津軽三味線"についてや、その周りのこと(YouTubeにアップしている練習のことなど)を書いていきたいと思っています♬
さらに根気が続けば、面白い小説・映画・素敵な音楽なども紹介していくなんていう野望もあったりなかったり。
音楽好きの方、映画好きの方、小説好きの方など、気が向いたときに覗いていただけたら幸いです!
ちなみに、最近のYouTube動画がこちら↓
気が向いたらチャンネル登録よろしくお願いします('◇')ゞ