「撥の持ち方改革」施行中!

こんにちはcaravanです(*'▽')!

 

5回目のブログでぶっちゃけますが、ブログのハードルをしょっぱなから上げてしまった為、ちょっと更新するのが面倒くさくなってしまっていました。笑

 

今後はもうちょっといい加減でテキトーな内容にしていこうかと思ってます!

自信満々に言うことじゃないです、ハイ。

 

それで今回の内容は、現在私が勝手に施行している「撥の持ち方改革」について。先日お稽古の際に先生に指摘されたことをお話ししたいと思います。

 

国会

出典:photoAC(ジルバーナーさん)

まず先生に指摘されたことで特に印象深かったのは、撥を持った時に「右手の “こぶし” をくぼませる」ということです。これまでも、特にこぶしが出っ張っているということはなかったのですが、より手の甲を反り返るような形にするといいとのことでした。

 

実際にやってみると、撥が胴の面に対して平行になり、糸を素直な力でハジいているような感触に。音も今までよりも美しく響いているような気がします。

 

ただまだ持ち方が安定せず、キレイな音が出るのは5回のうち1回くらい……。力の入れどころがよくわからないせいです。

「撥の持ち方改革」施策中↓

youtu.be

これまで糸を弾くとき、撥を握っている掌のどこかしらが自然と撥を押していたはずなのですが、持ち方を変えた途端にどこもしっかり押せていないような、それこそ「暖簾に腕押し」的な感覚を覚えます。

 

それでも大きな音を出そうと力むと右手の指それぞれがツリそうになり、いかにも無理しているといった感じ。また、何がどういう理屈でそうなるのか、右手を必死で反らすと左手と足先も不思議と反ってしまいます。先日なんかは正座で練習している最中、右手を力んでいるうちに右足がつってしまい閉口しました。

 

要領が悪いので、言われたことを「ほどよく」取り入れることができません。そのため1つ指摘されるとそちらに向かって思いっきりハンドルを切ります。「大きい音を」と言われれば糸もちぎれよと言わんばかりに大きい音を。「しっかり前撥」と言われれば、撥が棹に当たってしまうくらい極端に前を叩くといった塩梅。いいところに落ち着くまでに時間がかかるため、しばらくはこむら返りに悩まされることになりそうです。

 

ちなみに、撥の持ち方改革を始めてから色んな奏者の持ち方を注視していたのですが、奏者によって「拳のへこませ方」は違うよう。こぶし問題で注目すべき人差し指・中指・薬指の3つのこぶしのうち全てをへこませている人は意外にも最も少なかったです(私が見たのは1名だけ)。

 

ちなみに人差し指・中指・薬指の3つのこぶしを出っ張らせている人は思ったより多かった印象。少なくとも3名は見つけました。一番多く見受けられたのは「人差し指のみ出っ張らせ、中指と薬指はへこませ」スタイル。特に大会などの動画で上級者に多く見られました。

 

 先生や先輩たちからもよく聞く話ですが、津軽三味線は「迷いながら、変化しながら最善の形を探す」もののようです。撥の持ち方ひとつでこれだけ迷うんだから、道は果てしないですねぇ!

 

長くなりましたが、今回はこんなところで♬